核軍縮 |
評点 -2.5 |
最高評点 98 |
評点率 -2.6% |
『ひろしまレポート2021年版』からの評点変化 +0.5 |
核兵器保有数は160発程度に漸増していると見られる。短・中距離弾道ミサイル開発・配備を進め、低威力・小型核兵器の保有も明らかにしており、核兵器の早期使用の可能性が懸念されている。TPNWには署名していない。核実験モラトリアムを宣言しているが、CTBTには依然として署名していない。ジュネーブ軍縮会議(CD)では、兵器用核分裂性物質の生産禁止に焦点を当てた条約の交渉開始に引き続き強く反対し、FMCT交渉の即時開始を求める国連総会決議に反対した。兵器用核分裂性物質の生産モラトリアムも宣言していない。 |
核不拡散 |
評点 9 |
最高評点 43 |
評点率 20.9% |
『ひろしまレポート2021年版』からの評点変化 0 |
IAEA追加議定書を締結していない。輸出管理制度の強化を図ってきたとされるが、厳格かつ成功裏に実施しているかは明確ではない。NSGへの参加を希望しているものの、実現していない。民間研究機関から、核関連技術の調達ネットワークが予想以上に大きなものだとの調査報告が公表された。 |
核セキュリティ |
評点 19 |
最高評点 41 |
評点率 46.3% |
『ひろしまレポート2021年版』からの評点変化 -1 |
一部の核セキュリティ関連条約を未批准であるが、核テロ防止条約への加入を検討していると2020年に発表した。INFCIRC/225/Rev.5の勧告に則した規則を施行し、コンピュータ・セキュリティ、内部脅威及び妨害破壊対策についても規制措置を講じている。国の核セキュリティ体制について公表し透明性の向上に努めているほか、核セキュリティ・コンタクトグループ(NSCG)に参加するなど、多国間の取組も重視してきている。他方で、2020年に続いて2021年も不法移転の防止に関する新たなコミットメントはなかった。 |