核軍縮 |
評点 3.7 |
最高評点 101 |
評点率 3.7% |
『ひろしまレポート2021年版』からの評点変化 +1.0 |
核兵器は削減傾向にあるが、依然として6,255発の核弾頭を保有すると見られ、ICBM及び弾道ミサイル原子力潜水艦(SSBN)の積極的な更新を進めている。極超音速滑空飛翔体、長距離核魚雷及び原子力推進巡航ミサイルの開発も注視されている。新戦略兵器削減条約(新START)の5年間延長に合意した。米国との首脳会談で、「核戦争に勝者はなく、決して戦われてはならない」との原則を再確認し、また将来の軍備管理などについて議論する戦略的安定対話の実施に合意した。核軍縮関連の国連総会決議には軒並み反対した。TPNWに反対し、署名していない。未臨界実験の実施を6月に公表した。 |
核不拡散 |
評点 34 |
最高評点 47 |
評点率 72.3% |
『ひろしまレポート2021年版』からの評点変化 0 |
IAEA追加議定書を締結しているが、補完的なアクセスに関する規定はない。また、追加議定書の適用は自発的になされるべきだとし、その検証標準化には消極的である。アラブ諸国が提案した「中東非大量破壊兵器(WMD)地帯の設置に関する国際会議」の国連での開催を支持し、会議に参加した。北朝鮮への制裁措置を定めた国連安保理決議への一定の違反が報告された。2021年には「プルトニウム管理指針」のもとでの報告をIAEAに提出しなかった。 |
核セキュリティ |
評点 19 |
最高評点 41 |
評点率 46.3% |
『ひろしまレポート2021年版』からの評点変化 -1 |
関連条約をすべて批准完了しており、INFCIRC/225/Rev.5の勧告措置を導入している。核鑑識に関する国際的な取組にも参加している。他方で、HEUの最小限化については2020年に続いて2021年も新たなコミットメントはなかった。 |