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国際平和拠点ひろしま

Hiroshima Report 20241.中国 ■核兵器国

核軍縮 評点 6.3   最高評点 109 評点率 5.8%
『ひろしまレポート2023年版』からの評定変化 -5.2
5核兵器国のなかで唯一、核兵器の削減を含め実質的な核軍縮に取り組んだことがなく、自国の核兵器削減プロセスへの参加を時期尚早だと主張している。日本提案の核廃絶に関する国連総会決議に反対した。ICBMやSLBMを中心に核戦力の近代化も積極的に推進しており、保有する核弾頭数は410発と見積もられている。増加のペースが加速しているとみられ、今後10年あまりで1,000発を超える運用可能な核兵器を保有する可能性も指摘されている。TPNWに反対し、署名していない。CTBTを批准していない。FMCTに関する国連総会決議に反対した。兵器用核分裂性物質の生産モラトリアムも宣言しておらず、民生用原子力施設を核兵器目的に利用する可能性に対する懸念が指摘されている。核兵器の先行不使用、並びに非核兵器国への無条件の消極的安全保証を宣言しているが、そうした政策の変更を含め、国家安全保障における核兵器の役割を高めているとも懸念されている。意図の透明性を強調する一方、核戦力など能力面に関する情報は一切公表していない。
核不拡散 評点 27 最高評点 47 評点率 57.4%
『ひろしまレポート2023年版』からの評定変化 -2
IAEA追加議定書を締結しているが、補完的なアクセスに関する規定はない。AUKUSの下での豪州による原潜取得に反対している。国連安全保障理事会(安保理)などの場で、北朝鮮の核・ミサイル活動を擁護するような発言を繰り返した。安保理決議で定められた対北朝鮮制裁の履行に従事してきたと述べているが、対北朝鮮制裁決議への違反も報告されている。パキスタンへの原子炉輸出がNSGガイドラインに反しているとの指摘が続いている。2018年以来、「プルトニウム管理指針」に基づく報告をIAEAに提出していない。
核セキュリティ 評点 18 最高評点 38 評点率 47.4%
『ひろしまレポート2023年版』からの評定変化 0
核セキュリティ関連条約をすべて批准し、A/CPPNMの国内実施体制を確立している。核セキュリティ関連の技術革新への投資増加などを通じて能力構築を推進している。2017年にIPPASミッションを受け入れた。NSFに継続的に拠出している。内部脅威及びサイバーセキュリティ対策の取組強化の余地がある。
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