未来への贈り物
〜再生資源から生まれた、地球・社会環境を変える取り組み〜
従来処分されていたプラスチック製品の成型時に排出される成型ロス品や原料シートでの型枠の端材、製品の色・材質調整等のテスト品、そして使用済のパレット・苗箱等は、俗に言うプラゴミとして廃棄処理されていました。有限会社フルカワは、「これはごみじゃないんです。資源なんです!」と独自の技術でプラゴミを分別、粉砕、洗浄、押出加工し、物性検査等を行い、もう一度命を吹き込み蘇らせ、新たな資源「再生樹脂ペレット」を生産し、原料とし企業へ提供しています。また、アジアの途上国では先進国から輸出された世界のプラゴミが集まり、ごみ管理体制が貧弱な為、医療産廃からの健康被害が危ぶまれる国にも視野を広げ、ベトナムでは大学で講演を行う等、リサイクルの理解・リサイクルに関わ ることで雇用形態を生むなど、環境にも人間にも優しい環境づくりに貢献しています。資源循環型社会の推進で未来に活かす地域と環境にやさしい商品づくりを目指しています。
SDGsポイント
1960 年代からプラスチックが発明され、より私たちの生活を便利にしてくれた「石油」は、その使用による温室効果ガスの排出抑制が世界的課題になっており限られ た資源です。 有限会社フルカワの取組は、不可能な制限は避け、環境に優しい代用資源を開発し、ごみ分別を知らない地域に理解を呼びかけ、貴重な資源はリサイクルに回し、リサイクルに関わる雇用形態を増やしています。 世界も目に向けた活動が、『持続可能な生産消費形態を確保する』実現に一歩一歩近づくのだと思います。