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国際平和拠点ひろしま

知事メッセージ

広島県知事 湯﨑英彦

 

 広島は、人類初の原子爆弾により多くの生命が奪われ、都市機能を破壊され、一度は廃墟となりました。しかし、広島の人々は、様々な苦難を乗り越え、平和の街として復興し、繁栄した社会を構築してきました。この経験から、広島には国際平和の構築のために貢献していく使命があると考え、「国際平和拠点ひろしま構想」を策定し、国際平和の実現に向けて取り組んできました。

 こうした中「誰一人取り残さない」持続可能で平和な社会の実現のため、 SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)が2015 年に国連で採択され、国際社会において本格的に推進されており、広島県は、2018 年に内閣府から「SDGs 未来都市」の一つに選定され、SDGs を通じた国際平和の実現に向けた取組を推進しています。

 この取組の一環として、大学生のSDGsビジネスに対する理解を促進し人材育成を図るとともに、県内のSDGsビジネスについてのノウハウや萌芽事例を蓄積し、国内外に向けて発信するために「未来につなげるSDGs とビジネス」を制作しています。これは、地元企業によるSDGs ビジネスの魅力的な取組を取りまとめ、広島県内外の方に広く紹介する事例集であり、この度第2弾を発行しました。制作にあたっては、今回も県内の大学生に参加いただいて企業訪問・取材、記事の執筆を行い、昨年を上回る29 企業・団体を紹介しています。

 このほか「国際平和のための世界経済人会議」では、ビジネスセクターなどのSDGs への参画を促進する広島発のエコシステムの形成を目指し、プログラムの一つとして、SDGs ビジネスコンテストを実施し、県内企業へのSDGs ビジネスの推進を図っています。

 こうした取組により、広島が有する平和のシンボル性を活かしつつ、県内外の様々なステイクホルダーの関心を高め、紛争地域や途上国をはじめ、世界の経済の安定・発展に寄与し、SDGs の達成を図るとともに、広島県の更なる発展を実現してまいりたいと考えております。

 終わりになりましたが、御参加いただいた企業及び学生の皆様、昨年度に続いて御尽力いただきました環境省中国環境パートナーシップオフィス様をはじめ、関係者の皆様に心から感謝申し上げて御挨拶といたします。

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