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市民とともに里海づくり |
広島県環境保健協会は、「みんなの生命をまもりたい」を基本理念に掲げ、健康づくりと住みよい環境づくりに取り組んでいます。この「みんな」には、地球上の人間や動植物がすべて含まれます。
住みよい環境づくりの活動の一つとして、瀬戸内海の環境を改善する取り組みを進めています。豊かな生態系を保全する意識を持ってもらうことを目的に、市民参加型のイベント「里海と里山づくり体験学習会」を開催しました。このイベントでは1年間(全7回)のプログラムにより、親子で海の生物の採集、観察や間伐材漁礁づくりなどのさまざまな体験を通じて、若い世代に里海、里山の環境保全や管理について学び、考えてもらうことができました。このような里海づくりに関連した取り組みは東広島市で継続して実施されています。また、藻場や干潟再生についての研究を受託し、成果は、論文、学会発表等を通して公表することで、各地の豊かな里海、里山づくりのための取り組みも進めています。
SDGsポイント
親子で参加するイベントでの取り組みであり、若い世代に環境について学び、考える機会を提供できることがこの取り組みの魅力です。また、1 年間を通した体験活動から環境の変化・結果を観察できることも大きな特徴だと言えます。
一般財団法人広島県環境保健協会
広島市中区広瀬北町9-1
082-293-1511