「地球派宣言」の取り組みで環境保全への行動を促進。 地球教育で次世代の人材育成も。 |
SDGsのターゲット
4.7 教育を通して持続可能な開発に必要な知識・技能を得られるようにする
12.8 持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする
13.3 気候変動対策に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する
その他
・情報発信を通じて、海の豊かさや陸の豊かさを守るための意識改革や行動を促進する
・企業・団体との協働、小学校との連携により、行動促進の活動を強化する
SDGsの取組内容
広島ホームテレビは1993年に環境保全キャンペーン「地球派宣言」を立ち上げ、四半世紀にわたり「人と自然の共存」をテーマに環境保全に取り組んできました。
その柱は「関心・理解・行動」の3つです。
【関心】
地球環境に『関心』を持ってもらうために、生物多様性や環境破壊の現状などに関する15秒や30秒の映像を制作し、キャンペーンメッセージとして放送しています。番組ではなくCMのようにしているのは、繰り返し何度も放送することで、より多くの人に観てもらいたいと考えたからです。映像は国内外の様々な動植物や自然の風景です。15秒のものは短い秒数のためBGMをつけて目立たせていますが、30秒のものは「地球の声をききたい」という文字と共に、自然の音のみで映像を発信しています。いろいろな音が聞こえてくるテレビから自然の音だけが流れるのは珍しいと思います。おや?と思って映像を観てもらい、自然環境に対するいろいろな感想を持ってもらい、関心が生まれたらと考えています。
【理解】
地球環境への『理解』を深めてもらうために、情報番組でのコーナー(週1回)で身近な生きものや保全に取り組む人々や団体の活動を紹介したり、国内外での長期取材をもとに特別番組を制作し(年1回)、地球環境の現状や生物多様性の必要性などを紹介しています。2020年は、広島の水の中がどうなっているかをアナウンサーが海や川に潜って伝えました。
今後も映像を通じて情報を発信し、環境への意識を醸成して参ります。
【行動】
地球環境を改善していくためには、関心や理解の促進だけにとどまらず、SDGsの理念にあるように『行動』が必要です。
地球派宣言ではイベントを通じて人々に『行動』することを訴えてきました。
2021年は特に子どもたちの環境教育に注力し、県内の小学校と連携して、5年生を対象にした環境教育プログラム「アースキーパー」を実施しています。
このプログラムは、地球上の様々な生命の価値や役割、調和を感覚的、生態学的に認識することで環境にやさしいライフスタイルに変えていくことが目的で、3ヶ月にもわたる長期的なものです。
知識や体験を行動に結びつける環境教育を通じて、環境により配慮した暮らし(生き方)を実践できる人が増え、将来の社会づくりにつながればと考えています。
SDGsに取り組むためのポイント
《8つの企業・団体との協働》
「地球派宣言」の活動は現在、業種の異なる8つの企業・団体と一緒に行っています。共に活動することでより強い発信力をもち、幅広い活動を行うことができています。
また、キャンペーンメッセージでは企業・団体の「わが社の地球派宣言」「わが校の地球派宣言」も制作し、それぞれの環境保全への思いを発信しています。
《配信で全国に発信》
理解を深めてもらうために制作する特別番組については、見逃し配信を実施しています。
また、情報番組で週1回放送している内容を記事化し、画像と共にYahoo!ニュースなど12媒体で発信をしています。
これらにより、より多くの人に地球環境への関心や理解を喚起しています。
株式会社 広島ホームテレビ
広島市中区白島北町19番2号
082-221-7111