廃棄物でRPF(固形燃料)を製造して、クリーンエネルギー創出 |
SDGsのターゲット
7.1 2030 年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。
7.2 2030 年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。
7.3 2030 年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。
12.2 2030 年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。
12.5 2030 年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び 再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。
SDGsの取組内容
弊社では、工場などから排出される廃棄物で固形燃料(RPF)を年間約1,600t製造しています。RPFは石炭よりも約33%のCO2排出量低減効果のある高品位の燃料です。
RPFの製造は,まず受け入れた廃棄物を5cm以下の大きさに破砕します。破砕には2台のドイツ製大型破砕機を使用することで、作業効率を上げています。そして,破砕された廃棄物を熱で固めることにより,RPFは完成します。
弊社で製造したRPFは、大手製紙会社、大手化学メーカー、養鶏場へ出荷され、石炭代替燃料として発電用ボイラーで利用されます。
RPFを石炭代替燃料として使用することは、CO2排出の低減や枯渇性資源の節減につながり、さらに埋立処分場の延命などの相乗効果も含めると、地球環境にとても親和的な施策です。ボイラー燃焼後の残さも、路盤材(道路の一部)等としての再利用が可能であるため、資源の有効活用へ一層貢献することができます。
このように、弊社のRPF製造事業の取り組みは、化石燃料の使用量削減と埋立処分される廃棄物量の削減に大きく貢献しています。
SDGsに取り組むためのポイント
弊社は、製造事業者に対して廃棄物のRPF化を提案・推進しています。これを通して、製造事業者がつくる責任・つかう責任を持てるようにしています。
また、広島県内の製造事業者(主に自動車サプライヤー)に廃棄物コンテナを設置して、RPFの原料となる廃プラスチックを毎日回収し、工場にてRPF化しています。
製造したRPFの運搬には、一度に約23tも運ぶことのできる自社の大型トレーラーを使用することで、運搬回数を減らし、ここでもCO2排出量を最小限に留めることができます。
株式会社金本商会
広島市安佐北区可部9丁目1番23号
082-818-4385