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国際平和拠点ひろしま

広島-ICANアカデミー 4日目

4日目は,在日韓国人被爆者の李氏から被爆証言を伺いしました。李氏からは,韓国人であること,被爆者であることの二重の差別を受けたことをお聞きしました。広島市のウェブサイトによると,被爆当時の広島には,約35万人の市民や軍人がいたと言われています。この中には当時日本の植民地だった朝鮮,台湾や,中国大陸の人々も含まれ,強制的に徴用された人々もいました。また,中国や東南アジアからの留学生やアメリカ軍捕虜なども含まれていたと言われています。

午後からはRECNA(長崎大学核兵器廃絶研究センター)の中村桂子准教授,鈴木達次郎副センター長から講義を受けました。

中村准教授とのセッションでは,受講者に「平和と安全を保つために核抑止以外の代替え策はあるか?」という質問が投げられました。中村准教授からは,非核兵器地帯の拡大を提案の一つとして挙げられました。皆さんはどのように考えますか?

中村准教授の提案については、次のリンクをご確認ください。

http://www.recna.nagasaki-u.ac.jp/recna/bd/files/Summary_E.pdf (英語)

鈴木副センター長とのセッションでは,「政府間協議には法的拘束力のあるスキームがないため,検証ができない。このような状況では信頼醸成もできない。」ことが指摘されました。更に,鈴木副センター長は,「核兵器の役割を低減させるとともに,トラック2を通じて,地域の信頼醸成を強化し,多国間で透明性を高くする必要がある」と述べられました。

【4日目スケジュール】

在日韓国人被爆者(李鐘根氏、高橋優子氏)

非核兵器地帯と北東アジア(RECNA 中村桂子准教授)

今日の核の脅威 (RECNA 鈴木達次郎副センター長)

ハチドリ舎訪問

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