1945年8月6日午前8時15分,人類史上初めての原子爆弾が広島に投下されました。一発の原子爆弾により広島市民の40%に当たる約14万人がその年のうちに亡くなったと言われています。広島-ICANアカデミー7日目を迎える8月6日は平和記念式典参加から始まりました。
平和記念式典参加後に行われたメキシコ大使とのセッションでは,ラテンアメリカ及びカリブ核兵器禁止条約の締結やOPANAL(ラテンアメリカ・カリブ海核兵器禁止機構)の設置に深く関わってきたことなどを伺いました。また,これからは,世界中の国々が核兵器を保有していること自体に汚名を負わせ,製造,保有,使用の完全なる禁止が重要だと考えていると述べられました。
広島県知事とのセッションでは,知事から県の取組を紹介後,受講者と意見交換を行いました。受講者からは,「核兵器廃絶に向けて(日本)政府を巻き込むための取組やその際の課題は何か。」,「広島県が行っている国際平和のための世界経済人会議等で経済界を巻き込む取組は興味深いが,経済界の反応について知りたい。」といった質問がありました。
最後は,ICANの国際運営グループであるピースボートの船に乗船し,被爆ピアノと被爆バイオリンによる演奏を聴き,8月6日の講義は終了しました。
【7日目スケジュール】
平和記念式典参加
フランス大使
メキシコ大使
フィリピン大使
広島県知事
国連事務次長
南アフリカ大使
ピースボート乗船