○ 2日目のプログラム
・ 平和記念公園見学
・ 被爆者の方々との交流
・ 講義「広島で被爆した南方特別留学生」 広島市立大学 ヌルハイザム・アザム・アリフ准教授
・ 広島のユースアクティビストとの交流
広島-ICANアカデミー2日目は、まず平和記念公園の見学からスタートしました。原爆死没者慰霊碑や原爆の子の像など平和記念公園内の碑巡りをし、それぞれの記念碑が建てられた経緯や公園内の建物が被爆前、被爆時、そして現在のそれぞれの時期にどのように使用されていたかなどについて、説明を受けました。
平和公園を見学した後、被爆者の二川一彦さん、笠岡貞江さん、後東利治さん、及び被爆体験伝承者の茂津目恵さんの4名から、被爆体験講話を聞き、参加者は被爆の実相について理解を深めました。
参加者からの「被爆者として原爆を投下したアメリカはどのような責任を果たすべき必要があるか」という質問に対し、被爆者の方から、「原爆を投下したアメリカに責任を問うよりも、使用した国、使用された国が悲劇を繰り返さないように行動することが重要」と回答があり、参加者は、原爆の被害を受けながらも、加害国に責任問わず、ともに平和の実現を目指すという前向きな発言に感銘を受けた様子でした。
被爆者の方々との昼食の後、午後からは、広島市立大学のヌルハイザム・アザム・アリフ准教授より、 「広島で被爆した南方特別留学生」 をテーマに、東南アジアからの留学生が被爆前に日本で送っていた生活の様子や、原爆投下後、被爆者の救護に当たった事実、留学生自身の被爆の実態などについて、お話を聞きました。
広島で被爆した外国人の方についてのお話を聞く機会は珍しく、参加者は、日本以外にも様々な国籍の被爆者がいることを学び、原爆の影響の大きさを学びました。
夜には、核兵器のない平和な世界の実現に向け、広島で活動しているユースアクティビストと交流し、それぞれの活動内容や、今後核廃絶に向けてどのように行動していくべきかなどについて、活発な意見交換を行いました。
広島-ICANアカデミーも2日目を終え、折り返しを迎えました。参加者は、残る2日、広島で学びを続けます!