Pope's visit to Hiroshima (The comment by participants)ローマ教皇を迎えての「平和のための集い」参加者の感想 vol.3
11月24日(日)に行われたローマ教皇フランシスコ台下を迎えての「平和のための集い」には,2019年ひろしまジュニア国際フォーラムやグローバル未来塾inひろしま第4期生の受講者にも参加いただきました。高校生から「平和のための集い」に参加したコメント・感想をいただきましたので紹介します。
今回このような機会をいただくまで、ローマ教皇についての自分の知識は乏しかったのですが自分で調べたり教皇のお話を聞いたりしたことで本当に偉大で沢山の人から尊敬されている人物なのだと改めて感じました。平和についてのメッセージはたくさんの人が発信していますが、世界的に影響力のある方が核廃絶に向けて明言したことにはとても大きな意味があったと思います。
私はローマ教皇のお話を直接聞けるという貴重な機会を今回得ることができました。
私は以前からローマ教皇についてはテレビで観たり、自分でネットを使って調べたりしてどのような方なのかは知っていましたが、実際にローマ教皇のお姿を見て改めてこんなに凄い方が広島に来てくれたんだと実感しました。そして、教皇の言葉1つ1つに重みがあり、今後私が広島で平和について考えるに当たって大きな力となりました。
この度,ローマ教皇が広島に来られるに当たって,行われた式典に参加させていただき、非常に嬉しく思います。 まず、世界で最初の原子爆弾が落とされた地である,この広島に教皇がお越しになられたこと,そして被爆者の方々とお会いになり,平和メッセージを世界に向けて発信されたことに非常に感銘を受けました。ローマ教皇は世界的にも影響力の大きい方ですし,今回発信されたメッセージは世界における核兵器廃絶を大きく促進するものであると信じています。 また,メッセージの中では、他国の政治家の顔色を伺うように,お茶を濁した表現をせず,真っ向から核兵器を批判されたことが非常に印象に残っています。他国の顔色を伺い,世界で唯一の被爆国である日本の政府もアメリカに忖度して核兵器禁止条約に署名・批准をしようとしない中,このようなメッセージを発信していただいたことに感謝しています。 一刻も早く,この世界から核兵器が無くなることを心から願っています。
まず、ローマ教皇が来広されるにあたり、私たち、ジュニア国際フォーラム4期生を式典に呼んでくださり、また様々準備等をして下さった皆様に心より感謝申し上げます。
私は、教皇が来日される前に、教皇に手紙を書きました。(式典後、教皇が読まれたという代理の返信がありました)
その中に、「被爆者の手を握り、あの日のヒロシマを、彼らの体温、手の温もり、しわから直接感じて欲しい」と書きました。すると、目の前で私の念願が叶いました。ローマ教皇は、被爆者やそのご家族の方々一人一人と握手をし、対話し、時には抱擁もされました。私はその教皇のその姿に胸を打たれました。
「核兵器を持っていては、人を愛すことはできません」教皇がスピーチで発した言葉です。まさに、自身も被爆者で核実験に抗議した、私の尊敬する故・森瀧市郎先生の「核と人類は共存できない」という信念と重なりました。
「将来を生きる私たちが、ここで起こったことを忘れてはなりません」この言葉が私の胸を貫きました。今こそ、核兵器廃絶のためには私たち若者が、ヒバクシャの声に耳を傾け、記録し、記憶し、継承していかなければならないと、再認識しました。
これからも、教皇の発した言葉を胸に刻み、被爆者に学び、核兵器のない世界に向けて、地道に謙虚に活動していきたいと思います。
この度は、本当にありがとうございました。
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