若者たちのピースキャラバン イギリス・フランスコース参加者紹介
参加者紹介
越智 歩
おち あゆむ
同志社大学 社会学部 教育文化科学科 4年
自己紹介・活動への意気込み:
私は、教育学や環境教育学を学んできました。特に、ゼミでは京都市の北部に位置する畑にて作業やディスカッションを行い、体験的に環境教育を学んでいます。
この背景を活かし、イギリス・フランスでは主に環境問題について意見交換をします。両国は環境問題に対して先進的な取り組みを行っているので、その取り組みに対する若者の意識等を理解したいです。
本事業では、両国の若者と交流する中でG7広島サミットの成果を再確認します。それを踏まえ、環境問題を含む地球規模課題の解決に向けて若者が行えるアクションを模索し、短期・長期的な観点から具体的な議論を行いたいです。
神里 晏朱
かみさと あんじゅ
立教大学 社会学部 社会学科4年
自己紹介・活動への意気込み:
これまで大学では、低所得層の人々がより良い教育や多くの収入を得るための要因を模索し、課外では食品ロス問題の解決に向けた活動をしてきました。
日本の食品廃棄物は世界の食料支援量の1.2 倍に値し、G7諸国の食品ロスは世界全体の10%を占めているともいわれています。
そのため、派遣国では他の参加者と共に課題への当事者意識を養い、実現可能性の高い解決策を検討したいです。
また、食品ロス問題が地球温暖化にも関係しているように、各課題を単独で、そして一国のみでは解決できない事から、課題を多角的に議論することで、相乗効果が生み出せるような解決策が見出せるよう事業に臨みたいです。
黒瀬 陽音
くろせ はるね
広島県立広島叡智学園高等学校 2年
自己紹介・活動への意気込み:
これまで音楽や科学の学習に力を入れてきました。小さい頃からピアノを続けてきたり、身近な自然界や日常生活でどのように科学や数学が使われているのかを研究してきたりしました。
将来は、海外の大学で物理と音楽を学び、科学技術と音楽の力を使って人々を笑顔にすることができるような人になりたいと思っています。
今回の派遣では、地元である広島で開かれたG7広島サミットの開催や成果について他の国の若者はどのように考えているのか知り、世界が抱えている課題について意見交流がしたいです。
また、平和都市である広島で学ぶ一人の生徒として、原爆がもたらした悲惨さや戦争の歴史、そして核兵器の存在意義とその限界について様々な視点から他の国の若者と語りたいです。
中本 結子
なかもと ゆいこ
慶應義塾大学 法学部 法律学科 3年
自己紹介・活動への意気込み:
ニューヨークでの中学生時代と、高校でのイギリス短期留学にて、自分で現地の学生向けに平和やヒロシマに関する講演会やワークショップを企画し実施してきました。
大学では、ソフトパワーから日本に貢献したいという思いで、著作権など知的財産権の研究会と、ブロードウェイでのマイノリティ表象についてアメリカ社会についての研究会に属し研究しています。
派遣国ではヨーロッパならではの平和観や、核兵器や武力紛争を超えた広義の“平和”の実現のために若者世代が取り組むべきことについて意見交換をしたいです。単に派遣されて終わりではなく、今後も広島や日本の学生が平和に向けて主体的に動くためのロールモデルとなれるよう、行動し続けたいです。
庭田 杏珠
にわた あんじゅ
東京大学 教育学部 総合教育科学科基礎教育学コース 4年
自己紹介・活動への意気込み:
「記憶の解凍」。高校時代から、主に被爆前の中島地区(現在の広島平和記念公園)の日常の白黒写真をカラー化し、戦争体験者の「想い・記憶」を継承しています。AIや当時の資料、戦争体験者との対話をもとに、よみがえる「記憶の色」を手作業で再現します。
G7首脳が祈りを捧げた平和公園。被爆前の日常を想像できたでしょうか。被爆後の惨状だけでなく、カラー化した被爆前の日常の写真を通して、当時の色彩溢れる幸せな日常がたった一発の原子爆弾で一瞬に失われたことを、時空を越え「自分ごと」として、人道的な視点から想像してもらいたい。
「戦前」かもしれない今、「もう誰にも同じ思いを させてはならない」と願う戦争体験者の想いを、国境を越え、共感とともに拡げたいです。貴重な機会に感謝し、精一杯取り組みます。どうぞよろしくお願いします。