当サイトを最適な状態で閲覧していただくにはブラウザのJavaScriptを有効にしてご利用下さい。
JavaScriptを無効のままご覧いただいた場合には一部機能がご利用頂けない場合や正しい情報を取得できない場合がございます。

国際平和拠点ひろしま

Hiroshima Report 202318.イラン ■非核兵器国

核軍縮  評点 14.5 最高評点 48 評点率 30.2%
 
核軍縮関連の国連総会決議に軒並み賛成票を投じ、核兵器の非人道性及び法的禁止への賛同を示した。他方で、CTBTを依然として批准していないなど、必ずしも核軍縮の推進に積極的だとは言えない。FMCT交渉の即時開始を求める国連総会決議に反対した。TPNWには署名していない。ウクライナ侵略後のロシアとの関係を強化しつつある。
核不拡散 評点 25 最高評点 61 評点率 41.0%
 
JCPOA再建に向けた間接交渉が断続的に開催された。しかしながら、2022年中には合意には至らなかった。米国によるJCPOA離脱及び制裁強化への対抗措置として、濃縮ウラン保有量及び濃縮度(濃縮度20%及び60%を含む)、稼働する遠心分離機の数・性能など合意の一部履行停止の領域を拡大している。IAEA保障措置協定追加議定書の暫定適用をはじめとするJCPOA上の検証・監視措置も停止している。過去の秘密裏の核開発計画に関連すると疑われる4つの場所について、IAEAへの申告の正確性・完全性に関する問題が未解決である。
核セキュリティ 評点 4 最高評点 38 評点率 10.5%
 
複数の核セキュリティ関連条約について締約国となっておらず、改善の余地がある。放射性廃棄物等安全条約の批准のための国内手続は完了しているはずであるが、2022年に批准はなされなかった模様である。CPPNMの未締約国であるが、A/CPPNMの運用検討会議にオブザーバーとして参加した。最後にIPPASミッションを受け入れたのは2004年である。2022年は核セキュリティに関する取組についての情報発信がなかった。
< 前のページに戻る次のページに進む >

 

目次に戻る