当サイトを最適な状態で閲覧していただくにはブラウザのJavaScriptを有効にしてご利用下さい。
JavaScriptを無効のままご覧いただいた場合には一部機能がご利用頂けない場合や正しい情報を取得できない場合がございます。

国際平和拠点ひろしま

Future Leaders' Program 2019グローバル未来塾inひろしま 令和元年度(第4期)の研修の様子

令和元年度(第4期)の研修概要

研修修了生の声

令和元年度の研修を終えた修了生(第4期)からは,次のような感想をいただきました。

●我々は広島に住む者の義務として,記憶と遺産をのちの世代に伝えなければなりません。未来を担う若者として知識と議論から平和な世界を希求したいと思います。

●このプロジェクトを通して,私は平和のためには教育が最も重要だと思いました。

●未来塾での素晴らしい日々は,私に思いもよらない視点や,変えることのできない経験をくださいました。

●海外研修での経験を通して,他国の良さを学び,自国に生かすことの重要性を学びました。
●世界にはたくさん不安を抱えて生活をしている人がいます。私たちは紛争などの問題について、考えることをやめてはいけません。
●海外研修での経験を通して,私は1つの夢を持つことができました。
●今まで考えたことのなかったことについて,このプログラムを通して気づくことができました。
●教育が世界平和へ繋がる持続可能は開発の基盤だということを深く認識できました。
●海外研修を通して感じたのは,受動的であることの恐ろしさそのものです。
●国際問題に貢献しようという意識が,高くなりました。
 

研修内容

開講式 (第1回(7月28日))

講話 「国際人材の未来像」 池田 秀雄 塾長(広島大学誉教授)

●広島大学名誉教授の池田秀雄塾長から,日本と世界の歴史に加え,近年の世界情勢についてお話しいただくとともに,将来,国際平和人材として活躍していくためにグローバルリーダーになるための資質についてお話しいただきました。

 

通塾研修(第1~7回(7月28日~1月19日))

国際平和(核兵器廃絶,復興・平和構築)

●核軍縮・不拡散,復興・平和構築分野の第一線で活躍されておられる大学教員や研究者などによる講義を受講しました。核兵器廃絶分野については, 「核問題(核軍縮・核不拡散・核セキュリティ)」,「核兵器廃絶に向けた市民の活動」などの講義が行われました。復興・平和構築分野については,「広島から平和を考える」,「国際協力」,「途上国の教育問題」,「紛争後の緊急支援(難民,NGO)」,「フィリピンから考える「平和」」,「世界における国連の役割,人権・人道問題」などの講義が行われました。 また,湯﨑知事も「広島から核兵器のない平和な世界の実現に貢献できる人材を目指して」をテーマで講義しました。また,受講生も,疑問点などを講師に積極的に質問していました。

 

英語

●パブリック・スピーキング能力を向上させるため,平和に関係するトピックス(「テロリズム」「核兵器」「貧困と飢餓」「難民」「教育とジェンダー」「国際赤十字の活動」「地球温暖化」「広島平和公園ガイド」など)を基にスピーチ,ディスカッションなどの演習を行いました。小グループで,自分の考えを発言し,仲間と議論し,その結果を発表するプロセスを通じて身に付けた力を,海外研修で生かしました。

宿泊研修(ひろしまジュニア国際フォーラム(8月20日~23日))

●海外からの高校生等と国際平和についてのグループディスカッションや平和記念資料館視察,被爆体験証言聴講などを通じて「核兵器のない平和な世界の実現」に向けたメッセージを世界に発信しました。

 

海外研修 (1月5日~11日)

● 国内研修での学びを生かすことを目的に,フィリピンマニラ首都圏で海外研修を行いました。平和構築や国際協力の実務者や活動現場を訪問(アジア開発銀行,JICAフィリピン事務所,国際交流基金マニラ日本文化センター,NGOユニカセなど)しました。また,現地高校生(フィリピン・サイエンスハイスクール)と平和・文化に関する史跡などを訪問するとともに,国際平和や世界的課題について意見交換を行いました。

●海外研修中,受講生はFacebookにて随時投稿を行いました。

https://hiroshimaforpeace.com/gmirai/overseastraining/

成果報告・修了証書授与(2月2日) 

 
●国際平和のための提言について,一人ひとりが英語で発表を行いました。池田塾長をはじめ,講師の先生方から発表内容と受講生の成長に高い評価を頂きました。
また,発表後に修了式を行い,修了証書が授与されました。

≪発表の概要≫

世界平和のため、広島は何ができるでしょうか。高校生の私たちができることを提案します。1つ目は批判的思考力を養うことです。2つ目は他人に親切に優しくすることです。真の経験をし、日常生活でも優しく接し、自分の意思を持つことは、小さな変化かもしれませんが、世界平和実現に向けての確実な最初の第一歩だと強く信じています。
私たちはこの半年間、平和な世界の構築に欠かせないものについて考える貴重な機会をいただきました。平和の達成には、過去から学ぶこと、衝突の原因を学ぶことが必要です。歴史に向き合い、様々な違いを理解することにより、それらを乗り越え、利益に変えることができます。国際平和に向けた、真のリーダーになるために、努力し続けることを誓います。
フィリンピン海外研修では、貧困や圏内格差など世界で起きている深刻な問題に気づかされました。私たち若者の役割は、情報をシェアし多くの人へ広めるとともに、問題を目の当たりにして感じたことを意見も交えながら発信することです。私たちは全ての学びを自身のために、社会のために、そして未来のために活かすことができると確信しています。
未来塾では様々な講義を受けました。「平和」のために本当に学ぶべきことは何か、自分にできることは何か、どのように関わっていくべきなのかということをもう一度考えてほしいと思っています。みんながそれぞれの分野でリーダーとなり、人間共通の願いである「平和な世界」そして「幸せに暮らせる世界」をつくることができればいいと思っています。

第4期研修の様子(受講生による報告レポート)

国際人材の未来像:講師 広島大学名誉教授 池田秀雄

広島から平和を考える:講師 東京大学大学院教授 藤原帰一

核問題(核軍縮・核不拡散・核セキュリティ):講師 日本国際問題研究所 戸崎洋史

途上国の教育問題:講師 広島大学名誉教授 池田秀雄

国際協力:講師 国際協力機構(JICA)中国所長 三角幸子

核兵器廃絶に向けた市民の活動:講師 NGOピースデポ共同代表 湯浅一郎

紛争後の緊急支援(難民・NGO):講師 文教大学兼任講師 渡部真由美

フィリピンから考える「平和」:講師 広島大学教授 関恒樹

世界における国連の役割,人権・人道問題:講師 元国際連合政府代表部特命全権大使 大島賢三

広島から核兵器のない平和な世界の実現に貢献できる人材を目指して:講師 広島県知事 湯崎英彦

研修の様子はこちらから

過去の研修の様子

 

このページに関連する情報

このページに関するお問い合わせ先

平和推進プロジェクト・チーム

住所:〒730-8511 広島市中区基町10-52(県庁本館3階)

Tel:082-513-2366

Fax:082-228-1614

お問い合せフォームはこちらから

この記事に関連付けられているタグ